Hello! 純ジャパ・右脳派・アメリカ在住のUnoの方:Sakieです。
先週の日曜にお隣に住む老夫婦の旦那さんがStorytellingをしたので、見に行ってきました。つくづく、アメリカはアマチュアアーティストやクリエーターに優しい国だなあと思ったのでシェア。
ストーリーテリング?
Storytellingと聞いてピンとこない人が多いとは思いますが、要するに「物語り」。話す人がステージに立って、自分の実話(もしくはフィクション)を話すパフォーマンス。面白く笑いポイントを取り入れたり、話のテンポが大切だったり。
考えてみると、落語に似てるのかもしれない!
Storytellingは、知的なパフォーマンスなのでコメディアンとは違うし、だけど面白要素も含まれてる。だからやっぱり落語っぽいのかも!
Storytellingのイベントに行くのは今回が2回目。前回は、文学的なハーバード出身のダンス友達のBirthdayお祝いで行ったのが1回目でした。そのイベントは、司会の人がランダムに話したい人をくじで引いて、選ばれた人がいきなりステージに出てくるという、話を聞く方も少しドキドキなイベントでした。
素敵でアットホームな会場
今回のイベントは、前回行ったものに比べてかなり小さなアットホームなイベントでした。イタリア人のゲイのおじいちゃん夫婦が経営する、普段は朝から夕方の4時までしか開いていないカフェ。この日は特別なイベントということで、日曜の6時から9時過ぎまで開いていました。
イベント内容
イベントが始まったのは6時。みんなが集まってきたらバッファスタイルのディナーの始まり。イタリアならではのペンネのパスタ二種類(トマトとツナ、マッシュルームーのクリームソース)、ドリンクなんでも(コーヒー、ティー、カプチーノ、ソーダルイなど)、そしてデザートのマフィンがつきました。私の選んだヌテラバナナマフィンが激ウマでした。
食事が終わった頃の7時からメインのストーリーテリング開始。
MC兼オーガナイザーの人が、自己紹介がてらにStorytellingをし、5人のゲストStorytellarが始まるわけですが。。
目的は隣に住む近所のおじいちゃん
そう今回このイベントに来た理由は、うちの隣に住む50代くらいのおじいちゃんがゲストスピーカーなので、その人を見に行きました。彼は現在フリーランスライターで、さまざまな企業のコンテンツマーケティングのために、ライティングをを提供しています。
今までもいくつかStorytellingをしたと聞いていたのですが、今まで見に行けなかったので次こそ見に行くよ!ということで行って来ました。
スピーカー5人がバラエティ豊かで、面白すぎる
男性3人に女性2人。若い人もいれば年配のスピーカーもいて、それぞれの経験の話を面白く話すので、純粋に楽しめるイベントとなりました。
私がお気に入りだったのは、Storytelling界では有名なJulieという40代の女性。
彼女の大学生時代の一目惚れの彼と付き合い、だらだらと付き合った後に結婚。子どもも生まれたものの、お互いがうまくいかずに離婚をした話だったのですが。結婚する前に彼と合わないことは分かっていながら子どもができたら何か変わるかと思い結婚・出産したらしく。最終的に彼女が選んだのは、彼女自身の幸せ。結婚生活が幸せでなかったため、子どもにも愛情をきちんと注げてあげれなかったり。
正直今時よくある話何ですが、Julieの話かた・当時の葛藤・そして現在の心境と、テンポ良く面白おかしくかつ感動的に話してくれました。
彼女のパフォーマンスはぜひ見たい!
まとめ
今回ストーリーテリングのイベントに行って再確認したことは、やっぱりアメリカはアマチュアに優しい国だなということ。MusicianはOpen Micと行って「毎週月曜は誰でもステージで歌える」と行ったイベントが行われることが良くある。ダンスも趣味程度で続けてパフォーマンスショーの機会も沢山ある。
アーティストと一般人の壁があまりないため、興味がある人はどんな芸術の種類でもパフォーマンスする機会がたくさんあるということ。American Dreamは一握りの人しか掴めないけど、本当にセンスがある上手い人は上にのし上がって行く可能性があるということ。
それに比べて日本は、趣味程度でやっているけどパフォーマンスしたい人はなかなかチャンスがないような気がする。アマチュアのためのイベントがあっても少し高い値段がチャージされて、オーディエンス側からしてもハードルが高め。
最近では、SNSで簡単に自分を発信することができるけれども、やっぱり実際に目の前でパフォーマンスを見ることはいつもと違う体験だし、アートの感覚が磨かれる気がするのでたまに普段はいかないようなイベントに行くことが好き。
みなさんも、普段いかないような小さなアートイベントに行って見てはいかがですか?