【UNO】BIPOCって何?Brown Sugar Talk Eventのまとめ

こんにちは、UnoのSakieです!先日お知らせしたBrown Sugar Talkに出てきました!

イベントは全て英語となりますが、こちらから全てのインタビューが見れます。サブタイトルをつけて是非見てみてください!

Brown Sugar Talkという黒人の女友達がホストをしているTalk Showにゲストとして話します!コロナの間に友達Amyが始めたDiversity & Inclusionのトピックを扱った2週間おきに開催されるイベントです。

私の他に、インド人・ベネズエラ人の方で現在カナダのトロントに住んでいる二人の女性と一緒にゲスト出演しました。それぞれ違うバックグラウンドの2人の経験から学ぶことも沢山ありました。

今までは、黒人のカルチャー、黒人女性、ルーツについてと幅広く話してきましたが、今回のテーマは

BIPOC EXPATS NAVIGATING CHALLENGES ABROAD

「BIPOC(バイポック)」のおさらい:

Black: 黒人
Indigenous: ネイティブアメリカン
People Of Color: その他の有色人種

日本人である私は最後のPeople Of Colorに入ります。Expatsは母国を離れて海外在住の人のことです。

本日はいくつかこのイベントで答えた4つの質問をシェアしたいと思います。

Q1
What are the top 3 challenges while moving abroad?

海外移住をして直面した3つの困難はなんですか?

私が答えた3つの答えは「英語」「友達」「文化の違い」です。

English / 英語

カナダのトロントに留学していた頃は、ホストファミリーと一緒に暮らしていたし、語学学校のクラスメイトたちも留学生。みんなが同じ状況で、ホームシックも経験をし、みんなで仲良く乗り越えて行きました。

それに比べて、ボストンに渡米した時はトロントの状況と違って、家も自分で探さなきゃ行けない、大学の履修なども自分、初めての一人暮らし、と全て自分でやりくりしなければいけない、だけど、英語がペラペラではない。という状況でかなり苦労しました。孤独だと感じた時も沢山ありました。

もちろん、1年も経った頃には慣れもあり、文化の違いも理解をし、乗り越えていきますが、やっぱり最初の1年の辛さは、誰もが経験することなんじゃないかなと思います。

このPodcastエピソードでは、英語を話すにあたってのマインドセットを話しています。英語を話せないというUno To Sanoの経験も話しています。

Friends / 友達

英語を話せないと、友達ができません。Tokyo City Girlの私からすると、友達が沢山いた環境から誰もいない状況に行くのが、どれだけ辛いか想像できるでしょうか?毎週遊びの予定で埋まっていたスケジュールが空っぽ。英語を話す相手はいるのと、遊ぶ、ご飯に行くというのは別のことです。

最終的に、英語を話せなくてもいい趣味「ダンス」をボストンでまた始め、ダンスクラスを通してできた友達、イベントへ遊びに行ったり、発表会に出たり、最終的にはダンスチームのオーディションを受けて、ダンスチームに入ったので友達ができました。

Culture Differences / 文化の違い

最後は文化の違い。日本にいる時にテレビでみていた海外ドラマやハリウッド映画の世界と現実世界ははっきりいって違います。ハイスクールミュージカルのように、様々な人種の人が一緒に遊ぶこともないわけではありませんが、同じ人種で友達グループができるのは、割と当たり前のこと。

こういった文化の違いや、あからさまではない人種差別などに気付き、傷付いたりもしました。

またボストンならではの文化もあったり、スポーツネタ、地元ネタなどに理解するのもかなり時間はかかりました。今となっては根っからのボストニアンのJさんがいるので地元ネタも完璧ですw

Q2
How can we tackle these hiring biases?

海外就活で留学生として採用にいたるのは簡単ではなかったと思いますが、どう乗り越えましたか?

Define Your Strength / 自分の強みを知る

海外就活にあたって、気をつけていたことは、自分の強みを理解することです。もともと、他のアメリカ人の人でもオファーをもらえるような仕事の職種にアプライをしていましたが、まったく連絡も来ませんでした。

悩んでいた末に、やっぱり自分が日本人ということを強みにしてJob Huntingしていこうという結論にいたりました。それからは、日本語を話せることが必須のポジションにフォーカスをして仕事探し&アプライをし始め、運良く今の会社からオファーをいただきました。

Q3
Which skills have you been able to develop by moving abroad?

海外移住を通して磨かれたスキルはなんですか?

私が答えた3つの答えは「自信」「起業家精神」「日本文化の学び直し」です。


Self-Confidence / 自信

渡米し、英語が話せず、友達もいない。その段階で、日本で友達に囲まれてワイワイしていた過去の自分とは違いすぎて、ショックで、自信を失いました。数年かけて、アメリカに揉まれつつも、そこを乗り越え、再び自信を取り戻した私は、前よりもバージョンアップして自信がついたんじゃないかと思っています。笑

Entrepreneurship Mentality / 起業家精神

自信を取り戻した私が思う、海外移住を経験して得たスキル2つめは起業マインドセット。アメリカ人はとくに自分で起業している人が多いのもあったり、自分というものを表に出すことに躊躇しない人も多いかと思います。

私自身昔から目立ちたがりやで、高校の体育祭とかでも応援団長になるようなタイプなので、元々Enterpreneurship mentalityはあったと思いましたが、こちらもアメリカ経験を通してパワーアップしました。

他人に何かを言われてやるのではなく、自分でやりたい。

あるものに飛び込んでいくのではなく、自分が始めたい。

という起業家精神が身につきました。笑

Re-learn My Culture / 日本文化を学び直しました

そして最後に一番大切なことは、日本文化を学び直したこと。

日本にいる時は、海外ばかりに目を向けて、日本はダサいと思っていました。古臭い伝統を大切にしているのを横目に、私は海外のカルチャーが大好き。外国人みたいになりたくて、「外国人風」と言われるもの全てに飛びついていたんじゃないかと思います。笑

ですが、アメリカにいると自分は常に日本代表。日本の文化、言語、政治、全てのことを私に聞いてくるので、変な日本を教えちゃダメだという思いから、「聞かれたことは責任を持って調べて答える」を繰り返すうちに、日本文化の良さを改めて再認識するように。

そんな中、素敵な機会をいただき、ボストンで開催される日本祭りでのパフォーマンスをする機会をいただきました。そこ出会った、3歳から日本舞踊を習っているという友人が日本本帰国をする直前に、思い出も兼ねてダンスコンセプトビデオを録りました。

1年以上も前ですが、今でも人気のビデオです。見てみてください!

日本にいる時は、外の世界ばかりに憧れて日本の古臭い伝統文化はとても嫌だった。渡米してからも、アメリカ人に少しでも近づきたくて、日本のことなんて全く興味もなかった留学生時代。着る洋服もそうだし、日本の曲なんて何年も聞かなかったり、とにかく日本は格好良くないと思ってた。

それが、アメリカ生活が長くなるにつれて、日本の良いところや日本特有の文化を再認識するように。縁があり、今では日本がHQの会社に勤めているということもあり、日本の魅力を世界に伝えたいなあと思い始めたの。

運良く去年の終わりに、日本舞踊を3歳から踊っているという美菜子と出会い、それを聞いた時から、「これだ!」と。何かコラボしたいねと言っていて。。今年の4月にJapan Festivalのステージで踊った時に良い感想を沢山いただいたので、今回はDance videoを撮影しました。

「Change」モンキーマジックと吉田兄弟のコラボが、まさに伝統的な日本舞踊とHip-Hopの私たちとぴったりで。伝統的な日本文化も良いけど、こうやって形を変えつつ進化して行くことで日本の若いジェネレーションにも受け入られるのと、海外からも支持が得るのかなと思う。 このビデオを通して、日本文化が進化し続けながら世界中の人に伝わりますように。

Change by Monkey Majik + Yoshida brothers
Sakie Sullivan Youtube Channel

Podcastでも日本文化について、このダンスコンセプトのバックグラウンドなども話しています!

Q4
What would be your top 3 tips for any BIPOC who wants to move abroad?

今後海外移住を予定しているバイポックの人へ向けた3つのアドバイスはなんですか?

Clarify Your Purpose / 目的を明確にする

どうして留学をしたいのか明確にすること、そしてそれをノートなどに書き留めておくこと。そうすることにより、留学中に落ち込んだり上手くいかない時に見直し、自分の目的を確認できることにより、踏ん張れる。

私は最初のカナダ留学前に、バイト先の店長から「英語を話せない状態で留学にいくなんて、遊学で終わる!」ときっぱり言われたこともあり、「英語を話せるようにならないと帰れない!」というプレッシャーがありました。このプレッシャーがモチベーションとなり、日本人とあまりつるまない語学留学生活を送れていたのかなと思います。

Find Your Mentor or Role Model/ メンターやロールモデルとなる人をみつける

私自身、留学当初に、メンターやロールモデルとなる人を見つければよかったと思っています。日本人でアメリカで活躍している人を探してはいたものの、なかなか出会う機会がなかったり、見つけても手に届かないような目上の方のため、どうアプローチしていいかわからなかったり、目向きもしてもらえないのではないかと思っていました。

今でこそ、仕事を通してメンターを見つけたり、躊躇せずに先輩や目上の方に声をかけることができるくらい、自信がつきました。

ですが、昔の私のような若者が現在も沢山いると思います。そんな方へ「あの時、誰か頼れる人がよかった」を解決できるようなメンターシッププログラムをUno To Sanoがローンチをしました!その名もNEXT 5YEAR PROJECTです。春セメスターの募集が始まっているので、是非詳細を確認し、応募してみてください。

https://unotosano.com/mentorship/

Find Your Community/ コミュニティを見つける

誰も一人の力だけで、目標を達成することは簡単にはできません。落ち込むこともあるし、嫌になることもある、または嬉しいニュースもあったりします。この浮き沈みを一緒に共感できる友達・コミュニティがいるというのは本当に精神面的に大切です。

私はダンスを通して友達が増えました。ボストンのダンス友達は、趣味で踊っている人ばかりなの、本業はバリバリ働いている友達が増えたのはかなりプラスだなと思っています。今では、仕事の話から旦那の話まで、幅広く話せる友達ができたのは本当に宝です。

以上です!かなりここで紹介したのは私への質問&答えだけですが、他の2人のゲストへは別の質問をしているので、是非ビデオを見ることをオススメします!そしてBrown Sugar Talkイベントの最後には、毎回トピックに関連する団体へのドネーションを呼びかけています。

今回はBIPOCの団体のSafe Space Spainです。下のビデオも是非見てみて、500円からでもいいので是非寄付をしてください。

Processing…
Success! You're on the list.

Published by Uno / Sakie

Digital Marketer in BOS | TKO

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